偶発的偶発性の自己怪事
【第6回:健康麻将】
「1級キャリアコンサルティング技能士の大井宗太郎が人生を振返る中で見つけたキャリアサンプル」を不定期にお届けするコラムです。
脳トレ以上、社交未満──健康麻将がくれた、つながりとちょっとのドキドキ
健康麻雀、ご存じですか?賭けない、吸わない、飲まないでやるのが健康麻雀。どうしても昭和の任侠やヤクザが絡むギャンブルのイメージが付き纏いますよね。でも現在では、この健康麻雀が大ブームになっています。私も5~6年前から地元下北沢の健康麻雀に通うようになりました。20代の時以来30年ぶりの麻雀。勇気を持ってドアを開けました。そこには、高齢(50~80代)の男女が和気あいあいと卓を囲んでいました。男女比は、1:2。丁度CCの男女比と同じ感じですね。ここでは、当然ですがマナー第一。毎回スタッフの指定で、色々な方と卓を囲みます。驚くべきは、皆、強い!上手い!90近いであろう女性、脳梗塞の後遺症で動作が遅かったり、指先が不自由だったり、プレーが遅くてもゆったり待つ忍耐力が鍛えられます。
面白いと思ったのは、皆、各々の名前は知っていますが、それ以上の個人情報に触れないことです。これまで聞かれたのは、「大井さんは現役でしょ?」「住まいは近いの?」それだけです。終わってから飲みに行こうも一切ありません。唯々、麻雀のみ。皆にとって心地よい居場所なんですね。私にとっても最高の居場所が見つかりました。人知れず来なくなる方もあれば、ゲームで麻雀を覚えて、リアル麻雀したくて来る若者も増えています。
月に1度、大会があったり、跳満上がるとチップが貰えてポイント付いたり、射幸心をくすぐるような楽しみもあります。私もたまたま大会で上位に入り、今日は、全国大会(厚労省の後援)に出場しました。心地良い緊張感があって、楽しかったなぁ。96人中18位とまずまずの成績。麻雀は実力3割、運7割と言われています。だから、誰でも勝つことがあって、ボケ防止にも役立って、ストレス解消できて一石二鳥、三鳥です。行くのが待ち遠しい居場所でもある健康麻雀に感謝。
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